インターネットは誰のものか(読本ログ

インターネットは誰のものか
-崩れ始めたネットの秩序-

著:谷脇康彦
序 章 インターネットの均衡が崩れる・・・他
第1章 最悪のシナリオ――こんなインターネットは要らない
第2章 インターネットの「お金」の仕組み
第3章 均衡は取り戻せるか
第4章 ブロードバンド大国・日本の特異性
第5章 見えてきたインターネット2.0の世界
読んでみた。
これはほんまに、えらいこっちゃな。
何がえらいことなんか、ざっくり言うと、
「みんなyou tube見まくりやし、さらにwin-MXとか
 WinnyとかCabosとかやりすぎて インターネットの
 通信網が混雑しすぎてヤバいよ。
 このままほっとくと、まるでゴールデンウィーク初日の
 下りの高速道路みたいに、ネットが大渋滞になっちゃうよ。」
みたいな話たぶん。まぁ利用者だけが悪いわけではないけど。
けど、「誰が悪い」論でいうたら「ほぼ誰も悪くない」な気がする。
ごく一部の利用者は完全に悪やけど。
・で、その原因とか対策とかが、色々と本の中で紹介されてる。
今までの「助け合いのインターネット」では、この先もたへん。
崩壊してしまう。このままでは、例えば探したい事をgoogle先生に
聞こうと単語を入力して「検索」ボタンを押してから、検索結果が
表示されるまでにラーメンができてしまうような事にもなりかねない。
そんな内容が(っていうてもラーメンの話は出てこーへんけど)、
インターネットの仕組みがわからない人でも読めるように、
わかりやすく説明されている。
 こんな状況で、通信会社は、ISPは、コンテンツプロバイダは、
そして、決まりを作る公的機関はどうしていくのか。
そしてぼくら利用者はどないしたらええんか。
 先週docomoから発売されたHT-03Aは、docomoの過去の
スマートフォンと比べると驚異的な販売台数になるはず(勝手な予想
そうするとネット利用者(利用率?)はさらに上昇するやろう。
さらにSONYとか、他docomo以外のauとかでもandroid携帯が
出たら、もう大変な混雑になりそうな気がする。
 インターネットに現実に起こっている大きな問題を知ると共に
色々と考えさせられる本でした。

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