ダメな会社ほど社員をコキ使う(読本ログ

ダメな会社ほど社員をコキ使う

第1章 「プロ」が業務をダメにする
第2章 「己を知り、彼を知らない」悲劇
第3章 何のための「モノづくり」なのか
第4章 意外に知らない顧客心理
第5章 間違いだらけの「管理」部門
第6章 楽して勝つマネジメントのヒント
 読んでみた。
ちょっと古い(2005年)本やけど、ちょうど
「会社のトップが社員にがんばれって言うてる」
みたいな残念な会社の話を聞いたところで、
個人的にはだいぶタイムリーな感じやった。
残念なというか意外とというか、本のタイトルとは
違って中身は全体的に「営業とは」みたいな感じ。
でも特に「夜討ち朝駆け」とか「足で稼げ」とか
そんな古い体制の営業がはびこってる会社の
営業さんとかは読んだほうがええと思う。
主として「営業」のノウハウ本な気がするけど、
よく見ると経営からライフハック、ティーチング等
役立つ話が数多くでてくる。
「結果よりプロセスを大事に...」という件(くだり)は
まさに「PDCA」そのものやったり、的を得てる話が
たくさん出てくる。
ほとんど営業の話が多いけど営業以外の人間にも
オススメしたい1冊。
 会社の経営がうまくいってないとか、傾いてるとか
そんな時は、きっとそうなってしまってる理由がある。
そんな時に、会社内で上司やトップと呼ばれるエライ
人たちがすべきことは、著者の言葉を借りると「竹槍」
で無謀に下っ端を突撃させることじゃなくって、
「もしかして竹槍やったらあかんのちゃう?」って考えたり
することちゃうかな。
それをせずに、下っ端に竹槍もたせたまま、
「もっとがんばれー、気合やー」みたいな、そんなん
言うてるようでは、その会社はおわっとる。
この不景気で傾きかけてる会社が、、社員にサービス残業
させたりして、大きな変換も行わんと、
「この不景気さえ、気合で乗り切れば大丈夫」
みたいに考えてる会社は、残念としか言いようがない。
「ダメな会社ほど社員をコキ使う」
ほんまに納得できる言葉やと思う。

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